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「デンジャラス・ビューティー」~サンドラ・ブロック最高!

サンドラ・ブロックがガサツで男まさりのFBI捜査官を演じてます。潜入捜査のため、改造レベルの美容術を施してミス・アメリカに出場するコメディ。(2001年)
おすすめ度★★★★

 

解説

 男勝りで色気ゼロのやり手女性FBI捜査官が、犯罪捜査のために美人コンテストに潜入するハメになり、次第に美女に変身していくさまを描いた異色のポリス・コメディ。仕事一筋の女性FBI捜査官グレイシー・ハートは犯人逮捕の際ミスを犯してしまい上司から内勤を命じられ落ち込んでいた。そんなある日、連続爆弾魔がミス・アメリカ・コンテストに対して爆破予告をしてきた。特捜チームはコンテストに女性捜査官を潜入させるためグレイシーに白羽の矢が立つのだが……。

allcinemaより

ストーリーは連続爆弾魔の事件捜査が起点となってはいますが、はっきり言って事件の真相とか犯人の正体についてはおまけレベルです。

同僚たちにしても、実際のFBI捜査官はもっと有能でしょうし、リアリティの追求はやめておきましょう。

これは完全にサンドラ・ブロックのコメディエンヌとしての魅力を楽しむ映画。

もともと美人なのをブサイクにしてから美女に変身させただけでしょ、と思うかもしれませんが、サンドラ演ずるグレイシーは、身なりにかまわないだけじゃないんですね。

舌で歯の食べカスを取ったりとか食べ方の汚さとか、女優以前に女として人前でやりたくないレベルですが、さすがサンドラ、演技が自然で上手いです。

ミス・アメリカコンテストに潜入捜査をするためグレイシーの見た目をどうにかすべく、美容コンサルタントのビクターが揃えた数十人の美容プロ集団。

巨大倉庫を貸し切っての極秘大改造エステは、大勢のスタッフにケータリングの食事まで用意されるほどの大掛かりさが可笑しい。

どうにか美女に変身したグレイシーですが、慣れないヒールでコケまくり、時々ボロが出る言葉使いや行動で不審に思われつつも、他の候補者たちに混じってステージ用ダンス練習も奮闘。

「ミスコンに出る女」をバカにしていたグレイシーですが、各州代表の女の子たちと過ごすうち、彼女たちへの思いも変わってきます。

ロードアイランド代表のシェリルはちょっと頭が弱いですが、素直で純真。本当にかわいい。

全編、アメリカのコメディらしいジョークとユーモアが満載です。

 「失礼、何か言った? その口の中の肉の残がいに… 気を取られていたもので」

「(緑色のフェイスパックを見て)彼女は顔にカビを生やして寝てるわ」

「満足?ドーナツ狩り」

こういう、日本のコメディーでは使われない言い回しが面白いです。そしてサンドラ・ブロックはものすごい美人というわけではない女優さんですが、すごく男前な魅力があって大好き。

彼女は2010年、最低映画大賞「ゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)」において、「ウルトラ I LOVE YOU!」で最低主演女優賞と最低スクリーンカップル賞を受賞。

不名誉な賞のため、受賞者は授賞式を欠席するのが普通ですが、彼女は堂々と出席して喝采を浴びました。しかも翌日は別の作品でアカデミー賞のオスカーをとり、最低と最高のダブル受賞となったのです。サンドラらしいエピソードですね。

この作品は、「デンジャラス・ビューティー2」という続編がありますが、そちらは完全な駄作なのでおすすめできません。制作陣は、欲を出さずに初作でやめておけばよかったのに。残念。

女子教訓:
美は、ふるまいと言葉遣いから

 

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