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「カイジ 人生逆転ゲーム」~底辺の負け組、命がけの起死回生に賭ける!!

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カイジ 人生逆転ゲーム [ 藤原竜也 ]
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目的もなく努力もせず、自堕落なフリーター生活を送る青年・伊藤カイジは、安易に友人の借金の保証人になったせいで多額の借金を抱え窮地に立たされる。債務者として収容された強制労働生活から抜け出すため、命がけの一発逆転ゲームに挑むが・・・。(2009年)
おすすめ度★★★★★

あらすじ

自堕落な日々を送る26歳のフリーター伊藤カイジ(藤原竜也)は、友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えてしまう。そんな彼に金融会社社長の遠藤(天海祐希)は、一夜にして大金を手にできる船に乗ることを勧める。その船で奇想天外なゲームをするはめになったカイジは、人生を逆転するための命懸けの戦いに挑む。

シネマトゥディより

原作漫画も全巻読んでますが、映画としてもかなり面白い。同じく漫画の実写化である「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」は、原作を読んでないと理解に難ありの作りですが、この「カイジ」はその点、かなり親切な構成です。いきなり映画から入っても十分楽しめます。

カイジ(藤原竜也)は友人の借金の保証人になったせいで、それをチャラにするチャンス話に乗り、豪華客船エスポワール号で行われるというゲームに参加することになります。

それは、12枚のカード形式になったジャンケンバトル。

ゲームのルールと勝利条件しか説明しない利根川(香川照之)に、「負けたらどうなるんだ!」「俺たちには知る権利がある!!」等、詰め寄る参加者(債務者)たち。

そこで態度が豹変し、スイッチが入ったように彼らを完膚なきまでに罵倒する利根川。

ファッキュー!!ブチ殺すぞこの野郎!! 質問すれば返ってくるのが当たり前か!?あ!?

「甘えるな!!世間はお前らのお母さんではない!!」

「お前らはシャバで甘えに甘え、負けに負けてここにいる折り紙付きのクズだ!! クズには元来権利など何もない!!

「勝つことがすべてだ。勝たなきゃゴミだ!!」

いやー香川照之のドスの効いた怒鳴りっぷりが炸裂して、甘ったれた債務者たちを叩きのめす数々の名セリフ。前半最高のシーンです。

このシーンはもちろん、後半の「Eカード」ゲームで、利根川とカイジのサシの勝負のシーンにおいても、香川照之の表情と演技は圧巻。「顔芸」では、香川照之以上の人は思い当たりません。主役の藤原竜也を完全に喰ってます。

エスポワール号でのジャンケンバトルのあと、地底の強制労働施設に送り込まれるカイジ。この地底ではそこで流通する「ペリカ」という、日本円の1/10の価値の通貨が使われていて、給料日と称してわずかなペリカが支給されます。

ところでこの「ペリカ」もそうですが、あと「(犬神家の)スケキヨ」を「知らない」と言われると、かなりガッカリします。会話の中でツッコミネタとかでこのワードを使いたいときに通じないのは悲しい・・・。

最初はペリカを貯めて借金返済にあてようとするも、班長から意図的に与えられたビールの「悪魔的なウマさ」に堕ち、やがてビールやつまみの誘惑に負けて手持ちのペリカをつぎ込み、堕落していくカイジ。(観てるとキンキンに冷えたビールが飲みたくなること間違い無し)

原作ではこの班長との「チンチロ賭博」による大勝負も見どころなのですが、映画では尺的に無理だったと思われ、省かれてますね。

あと、金貸しの遠藤も女性(天海祐希)に変わっているなど改変もありますが、おおむね良くまとまっていて、テンポ良い展開で進みます。

地底から出るには「ブレイブメンロード」と呼ばれる、高層ビルの間に渡した細い鉄骨を渡るゲームに挑戦しなければならないのですが、落ちればもちろん即死。そして次々と転落していく他の挑戦者。(このシーンだけはちょっと長く感じるかも)

カイジは鉄骨を渡りきれるのか。そして、そのあとどうなるのか。

「デス・ノート」でL役の松山ケンイチと、キラの藤原竜也が共演しているのも見どころ。そして今作では同志的関係にあるものの、勝ち負け的には逆転の構図になってるのも面白い。

そして、結果を知っていても、目が離せないシーンが続きます。設定的に現実味のない部分はもちろんありますが、もはやそんなことはどうでもいいと思える作品。香川照之の怪演を含め、未見の方はお楽しみに。

ところで原作の漫画で有名な↓

この「ざわ・・ざわ・・」ですが、映画では効果音として見事に再現されていて、キターーーー!!て感じ! そう、まさに「ざわざわ感」を体感できます。

実は「カイジ」は公開当時に劇場で観たほかDVDでも観たのですが、今回久々に再度観たくなったのは理由がありまして。

その理由はこれ↓↓

このスピンオフの漫画がクッッッソ面白かったから!!(というか、本編より面白い番外編があっていいのか?と思うくらい)

エスポワールでの「限定ジャンケン」のバトルゲームの企画と準備をする裏話的エピソードも、面白すぎて腹筋崩壊。で、カイジ本編の映画をもう一度観たくなったという訳です。(ところで今回見直して、鈴木亮平が帝愛の黒服役で出演していたことに初めて気づいた)

huluで視聴可能作品だったので、わざわざレンタルしに行かなくてもすぐ観られてラッキーでした。
↓※こちらからアクセスできます

 2週間無料でトライアル視聴できます。ただし、作品によっては公開が終了している場合がありますのでご了承ください。

「中間管理職 トネガワ」については、また次回改めて!

気付きにくい教訓:
 資本主義の仕組みに無関心でいると
 無自覚のまま現代版奴隷になるよ

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