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「食べて、祈って、恋をして」~薄っぺらな自分探しごっこ

 

エリザベス・ギルバートの自伝的小説を原作にした映画。何の共感もできず何の参考にもならない、超駄作。(2010年)
おすすめ度

あらすじ

ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。

シネマトゥデイより

ジュリア・ロバーツ主演とタイトルにだまされた人が多いと思われるこの映画。シンプルで根源的な幸福を描いた作品かなぁなどと思ったら大間違いです。ほんとならゼロにしたいくらい。

主人公のリズに、まずまったく共感できない。15歳の時から、男とくっついたり別れたりを繰り返してきて、自分を見つめる時間は2週間もなかった!と叫ぶ主人公。当然ながら今の夫もイヤになり一方的に結婚解消宣言。離婚調停が成立する前にも、フラフラと若い役者の瞑想男と付き合い出す。その男とも、自分を変える海外旅行に行くからと別れる。

友人の黒人女性が唯一冷静で、一番まとも。リズが夫と別居中に若い男と付き合い始め、その男の影響で瞑想にはまりだしたことへの指摘も的確でした。
友人「2年ほど前キッチンの改装に夢中になったでしょ?料理上手な妻を目指して」
リズ「努力のひとつよ」
友人「あなたの祈りとか瞑想もそれと同じ努力では?」

バリで歯抜けの老薬療師から以前「またバリに来る」と言われたことを盲信するリズ。「情熱も活力も信念もなく空っぽなの!」という今の自分を、海外旅行で変えると言い出します。ありがちな「自分探し」ってやつです。環境を変えたいという欲求は悪いとも言い切れませんから、まあそんなこともあるか・・と思ったら、続く会話がアホ過ぎ、この先の展開が予想できて絶望的になります。

リズ「逃げてないわ。自分を変えたいの。イタリアへ(行く)」
友人「どうして?」
リズ「ランチに何を?」
友人「サラダかな」
リズ「ほらね。以前持ってた食欲や生きる意欲が消えた」

ええええぇーー!? 友人が昼にサラダ食べたってだけで生きる意欲が消えてるとまで言う? 何その飛躍思考と思ったら、これだけじゃ終わらなかった。

リズ「新しい場所で何かに驚きたいの! イタリア語 ジェラート スパゲッティ」
はぁあああああーー!? イタリア語、ジェラート、スパゲッティで驚けるんならアメリカにもあるがな・・・。

友人の忠告にも耳を貸さず、イタリアへ向かうリズ。そんで食べて観光。現地で知り合った人とまた食べて飲んで。次にインドへ行って修行ごっこ。そんで最後にバリ(インドネシア)へ。案の定バリでまた男を見つける。で、相手(フェリペというバツイチのブラジル人)が真剣に結婚を考え出すと、何故かリズがキレて口論になるという、今までと同じパターンの勝手さが全開になります。相手を罵倒して求婚を拒否したものの、翌日考え直して男の元へ戻ってハッピーエンド。よかったねー(棒)

リズの中に確固たる軸がないので、フラフラと上っ面の自分探しに終始するだけ。旅の末に見えてきたという「真実」を述べられても、「何だかなー」としか感じない。結局いつものごとく男とくっついただけじゃん。また別れるよ。

と思っていたら案の定、原作者のエリザベス・ギルバートはフェリペのモデルとなったブラジル人の夫と破局してました。

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