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家庭用コーヒーロースター『OTTIMO(オッティモ) 』で自家焙煎してみた

自分で好きな時にコーヒーを焙煎できるよう、家庭用のコーヒーロースターを最近思い切って購入してみました。購入に至った経緯と、使ってみた感想をご紹介したいと思います。

コーヒー豆について

コーヒー豆は焙煎して2~3週間内くらいが一般的に飲み頃と言われています。(挽いて粉にしたものは5日以内くらいに飲んだほうがいいです)

それ以上時間がたっても見た目はほとんど変わらないものの、味や風味が落ちるだけでなく、酸化した豆は身体にも良くありません。

つまり買いだめには向かないのですね。ですが、切らさないようにちょこちょこ買い足すのも大変。逆になかなか減らなくて、人によっては開封後2週間程度では飲みきれないという場合もあると思います。

その点、焙煎してない生豆は賞味期間が1~3年ほどと長いので、まとまった量で保存できるのが大きなメリットといえます。

しかも生豆は焙煎済みの豆より一般的に安いので、毎日コーヒーを淹れて飲む人にとってはコスパ面でも魅力ですね。

個人的事情ですが最近常時在宅となったため、以前なら週末だけハンドドリップで楽しんでいたコーヒーを、日常的に飲むようになりました。

となると豆の消費量も増えますので、生豆を自分で焙煎したほうが安上がりですし、頻繁に買う手間も省けます。

というわけで、自家焙煎に切り替えようと思い至ったわけです。

手煎りの焙煎道具

焙煎は大きく分けて「手煎り」と「機械煎り」がありますが、実は以前、手煎りをしていたこともありました。使っていたのは「煎り上手」という器具です。

我が家の「煎り上手」↓

使用感としては悪くなく、火の上で左右に10分程度振っていると煎り上がります。難しい技術も不要です。

なぜここ最近使ってなかったかというと、実はこの器具の問題ではなく、我が家のガスコンロ事情が変わってしまったから。

強火にして火から一定の距離で振る必要があるのですが、引っ越しで新しいガスコンロになったら、それができなくなってしまったんです。

火災防止機能が強化されているせいか、五徳に鍋を置いてなかったり高温になるとすぐにセンサーが働いて勝手に弱火になってしまうんですね。

そんな訳で、一定の火力で煎ることができず、使うのをやめてしまいました。

手煎りの道具は他にもありますが、ガス火がネックである以上どれも同じことになるだろうと、手煎りはあきらめました。

でもキャンプ等で、自然の中、煎りたての豆でコーヒーを淹れるなんて最高の贅沢感を味わうのにぴったりの焙煎道具だと思います。

焙煎機を探す

それなら焙煎機でいいのがないかなあと思って検討したのですが、家庭用ですのであまり高価なものは無理。とはいえ、たとえ安くても煙がすごいとか周囲が汚れるとかも困る。

なので、

条件その1価格は3万円台くらいまで
条件その2チャフ(豆皮)が飛び散らないこと
条件その3煙が出ないこと
条件その4あまり大きくないこと
条件その5熱源が電気で、
電圧変更が不要であること(輸入品によっては、日本の100Vの電圧のままだと焙煎できない)

の5つの条件のもとにいろいろ検討し・・・

OTTIMO(オッティモ) 家庭用焙煎機
コーヒービーンロースター J-150CR

に決定!!

善は急げ!でポチっと購入!!



で、到着~\(^o^)/

箱がデカくてやや不安になるも、いざ開封!!↓

二重箱だから大きかったのね↑

中箱も開封~↓

ようやく本体取り出し↓

じゃ~ん!!レトロなデザインが良いですねえ。
横から見たところ↓

ドーム型のガラス蓋を開けたところ↓

焙煎してみた

さっそく使ってみますよ!!
取説によると、予熱が必要なのね。予熱には5分ほどかかります。

予熱終了後、別途買っておいた生豆を投入!!
(最大150gまでとのこと)↓

焙煎の度合いはダイヤルで選べますが、どこに合わせたらどのくらいの煎り具合になるのか、豆によっても変わってきますので実際にやってみないとわかりません。
*取説はこんな↓

最初だし、まあ試しに「4:Light Medium」でトライ。
ぐぉんぐぉん…と内釜に付いてる羽が回転して、焙煎が始まります。

 だんだん煎り色が濃くなってきた!

煙はほぼゼロです。豆を煎ったときの匂いがします。動作音はしますが、私は気になるほどではなかったです。
20分ほどで焙煎が終わるとアラーム音がして、次に簡易冷却・除煙が始まります(10分くらい)。

簡易冷却と除煙が終われば完了。ガラス蓋を開け、付属の専用ハンドルで内釜を取り出します。

Light Mediumではちょっと浅かったかな。次回は5か6でやってみよう。
でも煎りムラはなく、きれいに焙煎できてます!!

釜の下にドーナツ型のチャフ受けがあるので、それもハンドルを付けて取り出します。

しっかり取れてますね!(白いバットは横20cmくらい)

さっそく豆を挽いてコーヒーを淹れてみましたが、蒸らすときに粉がぷーっと膨らんで、美味しいコーヒーを楽しめました。

実際に使ってみた感想

使ってみてのチェックポイントを挙げてみます。

煙   
周囲汚れ:
煎りムラ:
大きさ :
手入れのしやすさ:
見た目 :
焙煎量 :

欠点がほぼ見当たりません。手煎りの苦労は何だったんだろうというくらい、簡単にムラなく焙煎できます。

煙については、最後の簡易冷却・除煙まで通常運転すれば全くと言っていいほど出ません。ただし取説によれば、好みの焙煎レベルを見計らって強制終了する方法で途中で運転を停止した場合は、蓋を開けると煙が出るとのことです。

チャフ(豆皮)はチャフ受けで完全にキャッチできるので、周囲へ飛び散ることもなく楽です。

大きさは、幅が約24cm(取っ手込、本体のみだと約19cm)、奥行が約33cm。焙煎機としてはコンパクトサイズだと思います。

内釜はテフロン加工で、こびりつきなどの汚れがつかないようになっています。

「煙や熱が発生するので壁から60cm以上離して」と取説にはありますが、上記で言ったように最後まで通常運転すると煙は出ませんし、運転中確認してみたら後ろ部分も手を近づけても熱くないくらいでした。

※試したときは熱くはなかったですが、設置・運転場所は注意書を守ってご使用くださいね。

た目もレトロっぽくて落ち着いたデザインなので悪くないですね。重さはそれなりにありますが、両側に取っ手が付いている親切仕様なので設置や移動も楽。

一度に焙煎できる量は150gです。コーヒーカップ一杯量に使うのは通常10gほどですので、約15杯分の豆を焙煎できることになります。

私は1日2~3杯飲むので1週間弱で消費する計算になり、焙煎の鮮度が落ちないうちに飲み切れるのでちょうどいいです。

ただ、飲む人が多いなどの場合は容量不足と感じる方もいるかもしれません。その場合はワンランク上の容量の焙煎機を選んだほうがいいと思います。

結論としては

   \(^o^)/ です。

手煎りをしてて、「手が疲れる」「ムラになる」「チャフが飛び散って掃除が大変」「煙がすごい」とかで焙煎が億劫になっている方にはぜひおすすめ。

比較検討した他機について

◎6~8万円台の価格帯の機種例
(※価格は2018.5月現在のものです。今後変動する場合があります)

価格:¥64,900↓

価格:¥82,080↓(※今回購入したものより上位機種を求めるなら、性能的にこれが良さそう。250gまで焙煎できます。)

 
価格:¥79,800↓
いずれも、けっこう勇気が要る値段です。もうちょっとお手頃価格というなら、以下を参考に。
◎2~3万円台の価格帯の機種例(2018.5現在)
価格:¥31,000↓

価格:¥29,600↓

最後に

今回購入した焙煎機は、満足度の高いものでした。

しかしながら、どれにしようかといろいろ調べていてちょっと残念な気持ちが浮かんできました。

日本メーカーの製品が、あまりに少ないんですね。

海外から来た人が、日本のコーヒーショップの数の多さに驚くことが多いと聞きますし、スタバやドトールなどの多数のチェーン店はもちろん、店主のこだわりを追求した喫茶店文化もあります。

かなりコーヒーが好きな国民だと思いますし、コーヒー文化も根付いてると思うのですが、家庭用ロースターなんて需要が低いという判断で手を出さないのか、それともそもそも検討対象にすらなってないのかわかりませんが、ほとんど見当たらないのですね。

出来ましたら、日本の家電メーカーさんでもお手頃価格で使い勝手のいい製品を出してくれたらうれしいのになあ…と思うのでした。

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