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「セトウツミ」~しょーもない会話にあふれる青春感

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街中の川べりでとりとめのない会話をする男子高校生二人。やんちゃな天然系バカ男子・瀬戸(セト)と、シニカルでクールな内海(ウツミ)が交わす会話に、笑いと愛しさがこみあげる。(2016年)
おすすめ度★★★★

あらすじ

性格は正反対だがどこかウマの合う高校2年生の内海想(池松壮亮)と瀬戸小吉(菅田将暉)は、放課後にいつも河原で話をしながら暇つぶしをしている。くだらない言葉遊びや、思いを寄せる女子へのメールの内容、時にはシリアスなことも語り合う。そんな二人を見守る同級生の樫村一期(中条あやみ)に瀬戸は憧れているが、樫村は内海に好意を抱いており……。

シネマトゥデイより

シーンのほとんどが、街中を流れる川べりの階段で放課後の時間つぶしをする瀬戸(菅田将暉)と内海(池松壮亮)の二人の会話で構成されているという、珍しい作品。

おすすめ度4つにしていますが、これがもしテレビドラマだったら5つ。映画として物足りないというより、最初からドラマ向きなのでは。深夜枠あたりで、1回30分の放送で15分弱のエピソードを2話構成ぐらいがちょうどいい感じ。

クールな内海役は池松壮亮。彼はあんまり好きじゃなかったんですが、この作品で好きになりました。淡々としながら時にシニカルで、でも自分と真逆の瀬戸(菅田将暉)と何となくウマが合う会話ぶりがほんと上手かった。

菅田将暉は、不良系とは違うやんちゃぶりがもう可愛くてたまらない。「帝一の國」で演じたエリート高校生も良かったですが、やっぱり天真爛漫で明るいキャラのほうが本領発揮って感じです。

ほとんどが会話劇なのですが、自覚なきコントのようなやりとりが最高。爆笑というより、「ククク…」といった笑いを抱えつつ、ほっこりした気分に浸りながらエピソードが続いていきます。

瀬戸「…お前そういうとこやねん」
内海「何が?」
瀬戸「ひと見下してるというか…全員アホに見えてんのやろ お前からしたら」
内海「自覚症状はないけどな」
瀬戸「イヤ他覚症状がハンパやないねん」

内海(池松壮亮)は瀬戸(菅田将暉)といても淡々としていて特に楽しそうにも見えず、皮肉っぽいことをサラーっと言う。そして知識もボキャブラリーも乏しい瀬戸を時々イラつかせる内海。

でも、見ていればわかる。内海は瀬戸とどうでもいい会話をしている時間が好きなのだし、そして瀬戸も、時に文句を言いながらも、内海と川べりでしょーもない会話をして過ごしたいのだ。

…いいよなあ。

中学や高校時代って、意味もない、生産性もない会話を友達としてたと思う。でも、瀬戸たちの「神妙な面持ち」のくだりみたいな面白さに及ばなかったなあ。

まあ、自然に見えても練られた脚本による会話なんだから、悔しがっても仕方ないけど。

金曜深夜とかに、こんなゆるーい感じの会話ドラマを、お酒飲みながらまったり楽しめたらいいのになあと思う。30分と言わず15分枠でもいいから、どっかの局でやってくれないかなあ。

原作漫画は未読だけど、読みたくなってしまったので後追いで読むつもり。内海の家庭事情も気になるしね。

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